QOLの向上と、
豊かな食生活を多くの方に
過去に義歯を作られたり治療を受けられた方で、通院が困難になられた患者さんもいらっしゃることでしょう。
「介護を受けている」「体が不自由」などの理由で通院できない患者様に、ご自宅や施設に往診しアフターケアとしての治療を行っております。
介護が必要な患者様は、自力でお口の清掃が困難なため、定期的な口腔ケアがとても大切です。
私たちにとって食べることは生きるために必要なことであり、また生活の楽しみでもあります。これは高齢であっても障害を持っていても同じはずです。
しかし、お口の状態が悪くて美味しい食事・楽しい食事ができない方が大勢おられます。
健常者にとってはごく普通の食事がままならない方も大勢おられます。
当院では、地域の皆様のQOL(人間らしい豊かさ)向上のために訪問歯科を導入しております。
自宅や施設などを訪れ、寝たきりであったり障害をお持ちの方のお口のケアを行い、少しでも良い生活を送っていただくためのお手伝いをしております。
歯科医師がポータブルユニットなど専用の診療機材を持ち込み診療にあたりますので、歯科医院に近いレベルでの治療や、入れ歯の修理・調整を行うことができます。
お口の機能の衰えの改善や身体への刺激を考えると、お口に合った入れ歯の使用は重要です。
入れ歯がぴったり密着するからこそ、正常な咀嚼(よく噛むこと)ができ、血流も良くなり、良い刺激が脳に伝わるのです。
虫歯が悪化すると、その痛みから食欲が低下し、身体の抵抗力も低下してしまいます。
同様に歯周病で歯がグラグラになったり、歯が抜けてしまった場合にも、食欲の低下と共に身体の抵抗力が低下します。QOLの向上は虫歯や歯周病の予防から始まると言っても過言ではありません。
お口のお手入れが不十分だとお口の中が汚れ口臭もひどくなります。
これは食欲の低下をまねくだけでなく、身体の抵抗力の低下に繋がり、誤嚥性肺炎などの病気の可能性を高めてしまいます。
お口の中が不衛生だとせっかくの食事もだいなしです。
健康的に年を重ねるためには、ただ食べるのではなく、美味しく、そして楽しく食事をしましょう。
当院の訪問歯科は応急処置のみではなく、ポータブルの歯科用機器を用いて、虫歯治療や歯の根の治療、入れ歯の調整など、歯科医院で受けるのとほとんど変わらない治療を受けていただくことができます。
訪問歯科では、歯科医師、歯科衛生士といった専門のスタッフがお伺いしますのでご安心ください。ご自宅での入れ歯やお口のお手入れに関しても、丁寧にご指導いたします。
治療内容
■ 義歯の新製・修理・調整 ■ 虫歯、歯周病の治療
■ 口腔ケア、口腔リハビリ ■ 摂食嚥下リハビリ・治療
往診のご依頼
当院より直線距離で半径16km以内であれば、ご自宅や病院・施設など、どこへでも往診可能です。
まずはお電話かFAXにてお問い合わせください。
その際、現在のお口の状態やお体の状態をご確認いたします。
老人保健の方
医療費の1割(または2割)が一部負担金となります。
1ヶ月の医療費自己負担額には所得により上限があります。
上限を越えたものについては市区町村から超過分の償還払いを受けることになります。
障害者・生活保護の方
各市町村区の減免と同じ取り扱いになります。
介護保健の方
在宅の場合は居宅療養管理指導が介護保険の適用となります。
1ヶ月の医療費自己負担額には所得により上限があります。
上限を越えたものについては市区町村から超過分の償還払いを受けることになります。